「母子会」って知っていますか?

「母子会」は日本全国のほとんどの地域にあります。

 

歴史は長く、第二次大戦後までさかのぼります。

第二次大戦後、戦争で夫をなくした未亡人たち。。。

子供を抱え、苦悩と貧しさのなか「いかに子供たちと生活をしのぐか」。。。

今、私たちが利用している児童扶養手当やひとり親家庭医療費助成に代表される各種福祉制度は、当時はまったくなかったのです。

それでも必死に家庭を守り、「母子ともに健全に」と子供を育てる未亡人たち。。。

そして、彼女たちは立ち上がりました。「我が幸は我が手で」。。。

全国各地にそれは広がっていきました。昭和23年「未亡人会」の設立の呼び掛けが始まり、昭和27年に青森県でも「母子福祉会」が設立されました。

そして、長い年月を経て、さまざまな制度ができました。

この制度ができるまでの間には自分の子育てが終わってしまった方も数多くいました。

でも、そこで「自分は子供が成人したからもう関係ない。」ではなく、「自分はもらえなかったけれど、今後の母子家庭のために」と国会に陳情に行くなどの活動を続けた全国各地の先輩たち。。。

終戦は昭和20年、児童扶養手当法が制定されたのは昭和36年、母子福祉法(現 母子及び父子並びに寡婦福祉法)が 制定されたのは昭和39年、実に15年以上の年月がかかっていたのです。

 

私たちひとり親家庭がいま、当たり前に受けている制度にはそんな先輩たちの熱意と歴史があります。

 

そして私たち「母子会」はその制度をさらに発展させたり、守ったりするために、、、またひとり親家庭の親子や子育てを終えた寡婦がこれからも健やかに生活していくために当事者団体として、さまざまな活動をしています。

 

「弘前市母子寡婦福祉会」は青森県弘前市の「母子会」です。

 

ひとりで子育て、たいへんですよね。。。
ひとりで悩んでいませんか?
「わかってくれる人」はいますか? 

 

母子家庭のお母さん、父子家庭のお父さん、そして寡婦の方、私たち母子会はそんなあなたの力になりたいと考えています。

 

あなたの声を聴かせてください。